札幌フルートフェスティバル2025 終演
2025年6月 ― 教育文化会館大ホール

第34回を迎えた札幌フルートフェスティバルは、多くの聴衆の皆様とフルート愛好家、音楽ファンに支えられ、大盛況のうちに幕を閉じました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
スメタナの「モルダウ」を始めとする大編成の演目では、フルート属が主体とは思えないほどエネルギッシュな演奏で作品の魅力を引き出しました。
甲斐雅之氏、円熟のソロとアンコール

NHK交響楽団首席奏者 甲斐雅之 氏は、深みある音色と緻密な表現で聴衆を魅了。
札幌フルート協会員から選抜された実力派メンバーと甲斐雅之氏は、フランソワ・ボルヌ作曲 《カルメン幻想曲》 を共演。オーケストラ版さながらの厚みをフルートの響きで再現し、細部まで息の合った旋律美と圧巻の技巧で客席を釘づけにしました。情熱的なハバネラから超絶技巧のフィナーレまで、舞台と客席が一体となる高揚感に包まれました。
アンコールにはピエール=オクターヴ・フェルー作曲 《Trois pièces pour flûte seule》 より第3曲〈Toan-Yan (La Fête du Double Cinquième)〉を披露しました。躍動感あふれる終盤のアルペジオが消えるや否や、会場には大喝采が巻き起こりました。
「未来塾」フルートアンサンブルの鮮烈な一歩
フェスティバル育成プログラム「未来塾」で研鑽を積んだ学生たちによるフルートアンサンブルも登場。若々しいエネルギーとフレッシュなハーモニーで舞台を彩り、客席から温かな拍手が送られました。
ロビー展示で体験型サロンを実現

ホワイエには国内外のフルートメーカーや楽器店が軒を連ね、最新モデルの試奏やメンテナンス相談に長い列ができるなど、フェスティバルらしい活気に満ちていました。来場者からは「普段は触れられない楽器を試奏できた」「メーカー担当者の話が直接聞けて勉強になった」といった声も。
メディア掲載
当日の模様は翌日の 北海道新聞 にも写真付きで紹介されました(記事詳細の引用には許諾が必要なため、掲載実績のみご報告します)。
次回予告 ― 第35回開催決定
第35回札幌フルートフェスティバルは 2026年6月28日(日)、カナモトホール にて開催予定です。詳細プログラムやチケット申込方法は決定次第、本サイトおよび公式SNSでお知らせいたします。どうぞご期待ください。
出演者・スタッフの皆さま、そしてご来場くださった皆さまに心より感謝申し上げます。次回も札幌でお会いできることを楽しみにしております。