札幌フルート協会とは? Biography

ご挨拶

 札幌フルート協会は、フルートを吹くという共通の喜びを持った人達の心の交流の場でありたいと願って設立されたものであります。

 1988年の創立以来、故小松昭吾氏を会長として数々の演奏会・講習会等を催して参りましたが、2006年に会長職を退き私が会長を引き継ぎました。現在に至る20年間の技術向上は目覚しく、私達が目標にしているフルートの合奏が単なる楽しみや娯楽ではなく、芸術性を持った鑑賞に耐える演奏として認められ得る段階に達して来ていると思います。

 最近では、プロフェッショナルな道を学ばれた方々が、アマチュアの人たちを引っ張って、力を合わせて音楽を完成に導く喜びを共に分かち合い進んで居ります。フルート人口はどんどん増え続けています。フルート好きの音楽を愛する皆様・・・初心者でもプロの方でも入会を歓迎いたします。

 フルートを愛する人達の交流の場でもありますが、フルートオーケストラとしての合奏に於いても、より一段高い演奏水準を目指す努力を重ねる道場でもあります。

札幌フルート協会 名誉会長  故 佐々木伸浩

活動内容

主に札幌を拠点に、以下の活動を行っています。

フルートフェスティバルの開催(1988年に第1回)その後毎年開催。
毎月の定期練習
研究発表会・公開レッスン・講習会等の開催
会報・事務局便りの発行等

2005年には、ホテルロイトン札幌と札幌市教育文化会館を会場に、第12回 日本フルートコンベンション2005 SAPPOROを開催し、好評を博しました。

練習風景

※個人情報保護のためぼかしています。

フルート族の紹介

ピッコロ

オーケストラの中で最も高音を担当し、小鳥のさえずりのような明るく軽やかな音が特徴です。

フルートとほぼ同じ指使いで、ちょうど1オクターヴ高い音を出せるよう、基本的にはフルートの長さを半分にしたような構造となっています。

キーの材質は金属、管体は樹脂や木管(黒檀)であることが一般的です。

フルート(コンサートフルート)

「フルート」と言われたらまずこの形をイメージする、最もスタンダードなモデル。

他のフルート族と区別して、「コンサートフルート」と呼ばれることもあります。

19世紀半ばに大幅な改良が行われ現在の姿となり(ベーム式フルート)、今日におけるフルートの可能性を一気に引き上げることになりました。

この後に紹介するフルート族は、全てこのベーム式フルートから派生したものです。

アルトフルート

アルトフルートはコンサートフルートに比べて管体がやや長くなり、4度低い音程まで演奏することができます。

コンサートフルートとはまた異なる独特の深い音色で、フルートオーケストラに表現の幅を与えます。

バスフルート

U時に曲がった形状が特徴的な、バスフルート。

コンサートフルートよりも、ちょうど1オクターブ低い音を演奏することができます。

見た目は大きく異なりますが、運指はフルートと同じです。

フルートオーケストラの中では中〜低音域を担当し、アンサンブルの中核を支えます。

Fバスフルート・コントラバスフルート

フルートオーケストラの中で最も低いパートを担当する、4の字を裏返した形のFバス、コントラバスフルート。

ここまで楽器が大きくなると手で持つことはできず、管体を地面に立てるためにこのような形状になりました。

コントラバスフルートはコンサートフルートに比べ、2オクターブ低い音まで出すことができます。

この楽器が生まれたことで、オーケストラ作品の音域をカバーできるようになり、「フルートオーケストラ」の普及に大きく貢献しました。